令和6年度の労務単価が発表されました。
公共工事設計労務単価(公共工事に係る職業の労務費)は全国・全業種平均が12年連続上昇の23,600円で、警備員Aが16,961円、警備員Bが14,909円でした。
リンク→国土交通省 令和6年3月から適用する公共工事設計労務単価について
上昇していく事は今後の業界待遇の向上に必要な事なので、このままの勢いを継続したいですね!
…しかし、同時に時に他業種との比較も必要です。
普通作業員:21,818円
普 通 の 技 能 お よ び 肉 体 的 条 件 を 有 し 、 主 と し て 次 に 掲 げ る 作 業 を 行 う も の
a. 人 力 に よ る 土 砂 等 の 掘 削 、 積 込 み 、 運 搬 、 敷 均 し 等
b. 人 力 に よ る 資 材 等 の 積 込 み 、 運 搬 、 片 付 け 等
c. 人 力 に よ る 小 規 模 な 作 業 ( た と え ば 、 標 識 、 境 界 ぐ い 等 の 設 置 )
d. 人 力 に よ る 芝 は り 作 業 ( 公 園 等 の 苑 地 を 築 造 す る 工 事 に お け る 芝 は り 作 業
に つ い て 主 体 的 業 務 を 行 う も の を 除 く )
e. 人 力 に よ る 除 草
f. ダ ム 工 事 で の 骨 材 の 製 造 、 貯 蔵 ま た は 運 搬 に お け る 人 力 に よ る 木 根 、 不 良
鉱 物 等 の 除 去
軽作業員:16,929円
主 と し て 人 力 に よ る 軽 易 な 次 の 作 業 を 行 う も の
a. 軽 易 な 清 掃 ま た は 後 片 付 け
b. 公 園 等 に お け る 草 む し り
c. 軽 易 な 散 水
d. 現 場 内 の 軽 易 な 小 運 搬
e. 準 備 測 量 、 出 来 高 管 理 等 の 手 伝 い
f. 仮 設 物 、 安 全 施 設 等 の 小 物 の 設 置 ま た は 撤 去
g. 品 質 管 理 の た め の 試 験 等 の 手 伝 い
国家資格を有する警備員Aは、普通作業員を大きく下回り軽作業員と横並びです。
警備員Bは、軽作業員を下回っています。
全ての警備員は、就業するために様々な法的条件・制約があります。その上、就業後も法的制約によって継続して教育を受けなければなりません。
コロナ過以来、警備業が『エッセンシャルワーカー』と呼ばれる様になりましたが、人々の生活に必要な職業であることを実感出来る社会であってほしいです!
そのためにも警備業は誰でも出来る仕事ではない!プロが行う高度な専門職である!という事を自他共に認められるようにならなければいけませんね。
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